団体紹介

マザーアース・エデュケーション(M.E.E)とは

私たちは1990年からマザーアース・エデュケーションとして活動を始めました。

私たちが行う『環境教育』とは、“私”を取り巻く様々な生命(いのち)、存在(自然、人、自分、大いなるもの)との調和を追求し、バリュー(Value=大切なこと)を主体的に学びとっていく関係教育です。

私たちのミッション

“生命(いのち)の木”を育むこと

生命(いのち)の木”とは、繋がりあう生命の中でしっかりと立っている(自立している)『私』をシンボリックに表したものです。

側枝

ものの「見方」や価値・信念を育む

自分をとりまく様々な生命のある「存在」と関わり合い生きる中で、「こんなことを大切にしたい」(Value=バリュー)、「こんな風に考えたら相互に幸福に生きてゆける」といった、自分のものがたりをカタチづくる信念を育む。また、様々な生命と関わり合う体験を通して、ものの「見方」や「受け取り方」に変化をもたらし、自分のものがたりの再構築を手助けすること。

枝葉

Full Value(フルバリュー)に反応したり行動を自ら選びとれる「生き方」を育む

様々な生命・存在=〔環境〕と関わり合う、様々な場面で自分の存在も大切にしつつ、他の存在も大切にする=FullValue(フルバリュー)なあり方を自ら選択し、response=レスポンス(反応・行動)する態度を身につけた「生き方」を育む。

自信(自分への信頼=Faith(フェイス))を育む

自分を主体にして感じ、考え、行動しても「だいじょうぶ」という自信を育むこと。また自分をとりまく様々な「存在」と「I'm OK! You're OK!」な、いい感じでやっていくことが大切で意味があること(Value=バリュー)だし、たとえ今、うまくできなくても、いつかやっていけるという自信を育むこと。

自己肯定感を育む

様々なものとの関わりを通して、私は存在して良いんだ(あるがままでOK!)という安心感を持てるよう育む。Doing=ドゥーイング(その人がしていることできること)で人から認められたり、大切にされたり、愛されたり(条件付き)ではなく、being(ビーイング)存在している・あるがままで大切にされる感じを経験的に知ることができる場をつくり、またそれを援助すること。「存在感」と「肯定感」を育むこと。

I'm OK! You're OK!

「○○な感じでいる、○○な気持ちでいる、○○な考えでいる私」が『今、ここ』に存在していること(あるがまま)を私が受けとめ、認め、また「○○な感じでいる、○○な気持ちでいる、○○な考えでいるあなた」が『今、ここ』に存在していること(あるがまま)を私が受けとめ認めます。
また、そんな風に存在している両者がどう関わり合えたら良いのか、何を大切にしたら良いのかを考え、探求します。
これこそが、我々マザーアース・エデュケーションの環境教育プログラムで大切にしている調和のあり方です。

主体的な学びの場を作ること 人に寄り添うこと

学級崩壊、いじめ、不登校、教師の自信の喪失等、大きな問題事象に苦しむ幼・小・中・高校。それらを解決することに疲れ果て消耗してしまった教員と教育の現場。学び方を知らず自ら学びのモチベーションを生み出す事を知らない大学生たち。チームへの帰属感の欠如した企業、問題解決能力のなさ、会社再生力の弱さ……。 10年来、我々が様々な「現場」で目の当たりにしてきた風景です。

 我々はその「現場」に入り込み、事象を目で確認し、その現象の一つひとつの背景に潜む本当の問題を発見し、狙いをつけ課題化(目的化)し、プログラムにして取り組んできました。​

現場教員の研修、生徒、学生向けのワークショップを通してコミュニケーションと信頼関係を再構築し、参加者一人ひとりが新しい行動、反応、能力を選び取り成長してゆくことを援助してきました。

​また野外にて自然と共に生きる知恵、原始的サバイバルトレーニング、自然の生命に触れ、その仕組みを知り、自分のライフスタイルを見直し変化させてゆくワークショップやキャンプを主催しています。

 1990年にマザーアース・エデュケーションを設立し、環境教育を軸に活動を展開し始めましたが、そのすべての活動の中心にあるものは生命(いのち)=存在(being)の尊厳を育むことです。自分の生命、他者の生命を大切にする心こそが互いの価値を大切にする関係性を生み出します。またその学びは単に知識を注入するだけにとどまらず、体験を通して自分と関係づけ、自分のこととして学びとる“主体的学び”である必要性があります。 その「学びの場」を作ること、学ぶ人のそばに寄り添うことが私たちの仕事です。

主宰者・スタッフについて

主宰者プロフィール

松木 正 (まつき ただし)

京都府伏見生まれ。
大学在学中、キャンプカウンセラーとして小学生・中学生を対象とした教育キャンプに携わる。
また在学中、自身がうつ病を克服していく過程でカウンセラーと出会い、教育の現場にカウンセリングの手法を用いることの可能性を探り始める。 

卒業後、大阪YMCA六甲研修センターに奉職。「体験学習法」を用いた企業研修や幼稚園児から大学生までを対象にカウンセリングの手法を用いた野外教育(キャンプ)を実践。
YMCA在職中にアメリカの環境教育に出会い、本物を目指して渡米。全米各地で環境教育のインストラクターをする中でアメリカ先住民の自然観・宇宙観・生き方、またそれらをささえる儀式や神話に強く引かれ、サウスダコタ州シャイアン居留区に移り住みスー・インディアン(ラコタ族)の子どもたちの教育とコミュニティ活動をしながら伝統を学ぶ。 

現在、神戸でマザーアース・エデュケーションを主宰し、“自分をとりまく様々な生命(いのち)との関係教育=環境教育”をテーマとし、独自の環境教育プログラムを展開。

小学校・中学校・高校での人間関係トレーニング、また保護者に向けてのワークショップ・子育て講座、アメリカ先住民の知恵を前面に打ち出したキャンプの企画と指導、神話の語り(ストーリーテリング)、教育的意図をもった企画講座、自宅横にワークショップ棟(ストロングホールド)を構え、個人カウンセリングと独自のワークショップを展開中。 

​ラコタ族の伝統儀式を執り行うことを許された数少ない日本人の一人。

 


大阪府立北摂高等学校 学校協議会委員 
大阪府泉南市教育委員会「学びの場づくり」プロジェクト座長 
大阪府立学校人権教育研究会スーパーバイザー 
聖マーガレット生涯教育研究所(SMILE)環境共育アドバイザー                             etc…

主宰者メッセージ

「最近思うこと、近頃のM.E.E」

私、松木は、人の“人生”に触れて語る時、必ずこう言う。
「人生は物語りの様なもので、人は、物語りを生きている。 そしてその物語りは、ヨコ糸をその出来事、タテ糸をその時の感情にして織りなされるタペストリーの様なものだ」と。

時々カウンセリングの現場で出くわすのは、クライアントさんの物語りの一部が記憶から抜け落ちていることだ。その働きは生命の知恵と言ったらいいのだろうか、ある出来事が起きた時、感情がひどく傷ついて強いショックを受けた時、その事を想い出さなくてすむ様に感情を瞬間冷凍して、表層の意識に上がらない様に心の深い部分に押し込め抑圧してしまう……そんなことを生命はやってのける。
すると横糸の感情と共にそこに編み合わさっているその部分の縦糸の出来事も記憶から消えたり、かすみの向こう側で鮮度を保ったまま保存されてしまう。
生命の知恵とは、本当に不思議なものだ。

ただひとつ困るのは、タペストリーのその部分の絵が欠落しているので、その後の物語りをうまく織り進めにくくさせることだ。
そこで、その部分を今一度、新たな目(見方)をもって見直し、あたたかさの中で溶かし、その時あふれ出るショックに翻弄されない様、信頼できる人の助けに支えられながら、その部分の心のほころびを修復すること、つまり癒していくことが必要になってくる。

なぜこの様な事を書き始めたかというと、M.E.Eにとって4、5、6月は学校プログラム(人間関係プログラム⇒本当はBe-upプログラムと私は呼びたい)がラッシュで、そこでは、我々のプログラムの中で大切にしようとしている事を先生側に理解してもらわないと、子ども達が楽しそうにしていたか? できたかどうか? 積極的だったのか? みたいなところだけが計られ、そういう見方になってしまうからだ。
その為に最近我々が必ず先生方と共有するのが、コンテンツ(contents)とプロセス(process)という、人と人との間で起こっていることを見る時の考え方だ。

コンテンツとプロセスは海に浮かぶ氷山に例えられ、水面から姿を現している部分と水面下にある部分でそれが一体であると説明している。コンテンツは文字通り“内容”という意味で、その時、そこで話されている話の内容やしていること、つまり一般的に出来事として認識されている部分。
プロセスとは、その時、個々人の中で動いている感情や関係性(上下関係、コントロール関係、支配者とされる者、信頼関係etc…)や、絆のあり方と決定づける「belief(信じていること、思い込んでいること)」や、beliefと結びつけている「見方」など、水面下に深くまでプロセスは存在している。
コンテンツはしていることなのでdoing、プロセスはそのdoingを動かしているbeing、何かしらあるもの、あるがままのものと言える。

我々M.E.Eがプログラムで今大切にしているものも、私(松木正)が個々人に大切にしたいのも(大切にしたい人との関係の中では特に)これだ。

本来、心の中で起こっていることの投影でしかない、まぼろしのような日々の出来事という現象にとらわれ、常に「どうしたらいいのか(doing)」を考え、今ここにあるリアルなものを遠ざけることで対処していたり、何が起きているのか分かっているつもりになっていて、本当はその時水面下でプロセスが動いていて、それはエネルギーのあらわれで、“リアリティを持った、とても微細でとても感覚的なんだけど、確かに存在している”大切な何かであるのだけど見落としていたり、その存在が「ある」ということすら気づいていないために大切にされない。そのために、その後の出来事(コンテンツ)を複雑にしてしまったり関係を複雑にしてしまっているのではないだろうか?

そうやって考えると、プロセスを大切に扱う生き方というのは一見邪魔くさい、でもとってもリアリティをもったアーティスティックな事の様に思えてくる。だからそんな仕事をしたくなるんだろうなぁと最近気づいてきた。でも私はそんな自分が今ここにいる“感じ”が心地良く、それにつき合ってくれる人がいることが嬉しく、そして何よりリアリティをもって自分も存在できるので安心を感じて生きている。

スタッフについて

私たちが行うプログラムで、ファシリテーターやカウンセラーとして場をホールドし、クライアントや参加者たちと深く関わっていくスタッフは全員、教育現場や野外活動などで様々な経験を積んだプロフェッショナルです。 クライアントからの依頼内容に応じて最良のスタッフと共にプログラムを進行していきます。

また正規のスタッフの他に、活動をサポートしてくれるメンバーが約20名ほどいます。全員が私たちのワークショップに参加した経験のある人たちです。
子どもキャンプのグループカウンセラー養成プログラムを経て中心的メンバーとして活動する人や、参加者としての経験を活かして今度は誰かの手助けをしたい、という思いで関わるようになった人、最年少はボランティアで関わっている中学生たちで「自分が経験した(小学生の時に参加した)プログラムのマネジメントスタッフとして関わりたい」と志願してきた人たちです。 
 
年間100前後あるプログラムの大半に関わるメンバーもいれば、年に一度しか関わらないメンバーもいたり、しばらくご無沙汰していたと思ったらその後立て続けに多くのプログラムをサポートしてくれるメンバーもいたり。私たちのプログラムに4年間びっちり関わって、その後独立した人もいます。

トレーニングを積んだプロのスタッフがプログラムを進行し、参加者に寄り添い、それを熱い思いを持ったメンバーが支え、共に場を作っていきます。層の厚いスタッフとメンバーがいることで、様々な思いでプログラムに参加した人たちを受けとめ、包み込む場になるのです。

マザーアースエデュケーションメールマガジン「ネイティブアメリカンの世界を通して私になっていく道〈タオ〉」

松木正が繰り広げる世界や、ワークショップの情報などをお届けします。

メールマガジン「あからん ヘヨカルタ」

アメリカ大平原に住むラコタ族の人たちは、「カミナリのヴィジョンをみるものが、ヘヨカ(トリックスター)になるんだ」っていうんです。松木もヘヨカなんです。アナタをマツキ的トリックスターの世界に誘いたいんです。

リンク

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